お役立ちコラム

派遣社員の雇用情勢(8月発表)

① 派遣社員割合は減少傾向

(一社)日本人材派遣協会より、下記統計データが発表されました。

  • 2023年6月の派遣社員数は153万人(前年比▲5万人)。
  • 2022年平均で、派遣社員の最も多い職種は事務職で52万人、その次に製造関連で40万人
  • 日本国内の雇用者における派遣社員の割合は3%(154万人:2023年1月~3月期平均)。
  • 2023年6月のパート社員数は1030万人(前年比+13万人)。
  • 2023年6月のアルバイト社員数は464万人(前年比+15万人
    ※主要情報を抜粋

非正規雇用において直接雇用化の傾向が昨年より進行。派遣社員割合の減少に影響しているものと思われます。

② コスト高による採用意欲減退

また、2023年6月の有効求人倍率は1.30倍で、前月よりやや減少。

原料高、人件費増などのコスト高で業績に影響が出ている企業が多く出ております。
その影響から、求人企業側に昨年秋~今年春に見せていた採用意欲に陰りが出ているものと思われます。

企業側の求人ニーズは引き続きある一方、特に派遣社員にとってはこれまでよりも採用がされにくくなる状況になる可能性があると思われます。

 

詳しくは、こちらをご覧ください。

(資料出所)派遣・労働市場の概要|2023年度(令和5年度)8月〔(一社)日本人材派遣協会〕)

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